本ブログのタイトル「時間磨き」は、「このプリン、いま食べるか?ガマンするか」柿内尚文さん著に出てくる「時間磨き」という言葉からきています。
「時間磨き」の言葉と柿内尚文さんの本は、ひすいこたろうさんの「しあわせがずっと続く手帳『 I Love Me(巳)』2025」でも引用されています。この手帳では、「時間磨き」の考え方などをつかって、MyHappy、YourHappyを日記として書いていき、元気のないときに眺めて元気を取り戻したり、Happyな時間を感謝し、だんだん幸せになっていけるという手帳です。実際に手に取って1週間ほど使ってみるだけで、少しづつ幸せになっていくような気がしてきます。
この記事では、「時間磨き」とはなんなのかを書いていきたいと思います。
人生の4つの時間
生きている間の時間は4つに分類できます。それは以下の4つです。たくさん過ごしたいと思う順に書いてみます。
(1)幸せの時間:しあわせを感じる時間。嬉しかったこと、よろこびを感じるときの時間です。
(2)投資の時間:自分の目的を実現するための努力している時間です。勉強したり、経験を積んだりする時間です。
(3)役割の時間:やらなければならないことをしている時間です。多くの人は、起きている時間の4分の3近くの大部分を占めているそうです。
(4)浪費の時間:無意識に過ごしてしまうムダだと感じる時間です。
解釈の仕方は人それぞれ
仕事をしている時間は、やらなければならない「役割の時間」と考えられますが、その仕事が、自分の目的を実現するために役にたつと思うことができれば、「投資の時間」と解釈することができます。仕事をしている時間だけでも、どの時間になるかは、人それぞれで感じ方によって変わってしまいます。
(1)幸せの時間の例
幸せの時間はどんな時間でしょうか。しあわせの時間には、3種類あるようです。それは、元気系、癒し系、愛情系です。柿内さんによると、脳内伝達物質の、ドーパミン系(元気系)、セレトニン系(癒し系)、オキシトシン系(愛情系)で分けることができるそうです。次のような時間が幸せの時間です。ドーパミン系、セレトニン系、オキシトシン系の、どの幸福感が好きかは人それぞれ、好みによって違います。自分にあう幸福感が得られると良いと思います。
ドーパミン系(元気系)の幸せ時間
・スポーツを楽しんでいる時間
・応援しているプロスポーツチームが優勝したとき、仲間と祝杯を上げている時間
・好きな音楽アーティストのライブを楽しんでいる時間
・好きな映画を映画館で見ている時間
・美味しいものを食べている時間
・作った料理を食べてもらい、家族に喜んでもらったときの時間
・楽器が弾けるようになった
・ストリートピアノが弾けて、通行人から拍手をしてもらった
・写真撮影で、狙っていたカワセミが魚を捕まえる決定的瞬間を撮影できた
・釣りで狙っていた50センチを超えるタイを釣り上げた
セレトニン系(癒し系)の幸せ時間
・ぐっすり、たっぷり眠って気持ちよく起きた時の時間
・温泉に浸かって時間を気にせずにリラックスしている時間
・夕方のウロコ雲をぼーっとみて、白っぽいウロコ雲が赤くなってきて、日が沈んでも雲が赤くひかり続ける景色を見ている時間
・真夏、涼しい高原に行って、大きな平べったい石の上に寝転んでいる時間
オキシトシン系(愛情系)の幸せ時間
・家族と触れ合っている時間
・子供を抱っこしている時間
・飼っている猫を膝に乗せて頭を撫でている
(2)投資の時間の例
幸せの時間は、お金を出して手に入れるものも多くあります。幸せばかり求めていたら、飽きてしまって幸せを感じにくくなることも注意。現実的には資金が尽きることも。目的を達成するために勉強したり、研究したりする時間が必要です。具体的には次のような時間です
・勉強・研究している時間
・将来のために経験を積んでいる時間
(3)役割の時間の例
・収入を得るために仕事をしている時間
・家事をしている時間
幸せだけを求めていると、美味しいものを食べて、たくさん寝て。そうしていると貯金も無くなって、いつまでも続かないかも。だから、役割の時間を確保して、収入を得ないといけません。
(4)浪費の時間
・タバコを吸っている時間
・役割をこなさなければならないのに、ゴロゴロしながらテレビをみる時間
・スマホでゲームする時間
・やる事があるのに、なかなか手をつけなかったりしている時間
・目的もなくネットサーフィンをしている時間
・周りからよくみられたいと思って行動する時間
・自分でコントロールできない事を気にする時間
スマホでゲームをする時間は、人によってはその時間が幸福を感じる時間になるかもしれません。人の解釈によって違います。今日は何もしないで、一日中休むと決めた時、ゴロゴロしながらテレビを見るかもしれません。そんな時は、何もしないと決めたのだから、浪費の時間とは思わずに、思い切り何もしないことを味わっていけば、それは幸福の時間になります。
時間磨きとは
時間磨きは、4つの時間のうち、幸福の時間を増やす活動です。具体的には、以下のような方法が考えられます。
解釈を変えてみる
時間の解釈を変える例は以下のとおりです。
・浪費の時間を減らして、その時間を幸せと感じることに使う
・役割の時間は、将来の経験を積むための投資の時間と解釈する。
人は幸せだから笑顔になるのではなく、笑顔でいるから幸せな気分になるのだそうです。同じ時間でも、その時間を少しでも幸せだと解釈し続けていき、そのことを手帳に記録し続けたとします。あとでその手帳を見ると、自分は幸せな時間が多かったなあと振り返ることができて、幸せになっていきます。まずは形から。解釈を変えていくことから始めてみる。これが時間磨きの第一歩となります。
努力を続けて、達成感、幸福感を感じる
・投資の時間は、例えば勉強していて、わからなかったことがわかるようになって幸福感じる。そんなときは幸福と感じられます。
・勉強して、試験に合格したときは、達成感を感じ、幸福になれます。
・目標を立てて努力し、その結果目的を達成したら、努力が報われて、とても幸福なことです。目的によっては、生きてきてよかったと思えるような、最高の幸福感の一つかもしれません。
自分の幸福(MyHappy)だけでなく、周囲の人幸福(YourHappy)を目指す
また、幸福の時間でも自分が幸福を感じられた時間(MyHappy)はとても重要です。それだけでなく、自分がしたことで、家族や友人、近所の人など、周りの人の幸福な時間(YourHappy)を得られるときは、良いことをしたと感じる幸福感が得られます。これは自分もみんなが喜ぶことができて、幸福感は何倍にもなります。感謝されていつかそのことが自分に返ってくるかもしれません。
「時間磨き」とは、振り返り、出来事を感謝し、幸福の時間を味わう
時間磨きとは、幸福の時間を増やす活動です。過ごした時間が、直接幸福感を感じた時間でなかったとしても、幸福な時間につながっていると解釈したり、幸福だったことを確認することができます。1日の終わりに、今日の時間を振り返り、どんな幸せな時間があったのかを思い出すこと、それが時間磨きです。
・幸せな時間が過ごせたのは、偶然かもしれません。偶然の巡り合わせに感謝しましょう。
・自分の努力の結果かもしれません。努力を続けられる体力や精神力は、親の育て方や才能(ご先祖様の遺伝子など)によるのかもしれません。親やご先祖様に感謝しましょう。
今日の終わりの振り返りの時には、MyHappy、YourHappyを手帳に書きとめて、感謝したいことも書き留めておきましょう。
・月末には、今月のMyHappy、YourHappy、感謝したいことを見返してみて、今月はこんな幸せな時間があったんだと思い出して、幸福な時間を味わいましょう。
これが時間磨きです!
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