気づけば、失敗を恐れ、未来に不安を抱え、 「このままで大丈夫なのかな?」と考え込んでしまうことはありませんか?
しかし、何か問題が起こっても、「なんとかなる!」 と前向きに考えられる人は、 ストレスを減らし、人生を楽しむ力を持っています。
楽観的な考え方を身につけることは、幸福へ近づく大きな鍵。 悲観的な気持ちになりがちな日本人でも、習慣を変えれば楽観的に生きることは可能です。
本記事では、楽観的な思考を習慣にする方法をご紹介します。 「なんとかなる!」の力を身につけて、もっと生きやすく、幸せな毎日を手に入れましょう。
(*)出典:「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」 前野隆司著
楽観的な性格は生まれつきなの? いや、変わる方法はある!
前野先生の研究によると、「なんとかなる!」と思える人は、次のような傾向があります。
- 物事が思い通りにいくと信じている
- 失敗や不安を引きずらない
- 他者と親しい関係を築ける
- 自分は人生で多くのことを達成してきたと感じる
確かに、こうした思考のクセは 「生まれ持った性格」 の影響を受けるかもしれません。 しかし、それだけではありません。考え方の習慣を変えることで、誰でも楽観的になれるのです。
日本人は楽観的になりにくい民族
脳には、「セロトニン」 という神経伝達物質があり、幸福感に影響するとされています。 しかし、日本人は遺伝的にセロトニンが少なめだと言われています。(*)
対照的に、セロトニンが多い民族は、楽観的な傾向が強いとされ、アフリカの一部の地域ではその影響が見られます。
日本人は 「やってみよう!」「ありがとう!」という幸福因子は強い 一方で、 「なんとかなる!」と思いにくい傾向がある ようです。
これは 幸福になるための課題 かもしれません。 しかし、楽観的な考え方は 習慣として身につけることができる のです。
楽観的な言葉を習慣にして、考え方を変える
楽観的な人の特徴は、口癖にも表れます。 ポジティブな言葉を意識して使うことで、気持ちも自然と楽観的になっていきます。
🎵 ケセラセラ、なるようになるさ
「ケセラセラ」(Que sera sera)はスペイン語で 「なるようになる」 という意味。 ドリス・デイが歌ったことで有名になり、気持ちを軽くしてくれるフレーズです。
最近では、ミセスグリーンアップルの「ケセラセラ」も話題ですね。 「結果が良いときも悪いときも気にせず頑張る!」という前向きなメッセージが込められています。
🎵 Don’t Worry, Be Happy:細かいことは気にしない!
ボビー・マクファーリンの名曲 「Don’t Worry, Be Happy」 は、楽観的な気持ちを高めてくれる一曲。 「お金がなくても、見た目がカッコ悪くても、笑われても、心配ないさ!」という歌詞は、気持ちを軽くしてくれます。
日本の楽曲なら、奥田民生の 「マシマロ」 も「細かいことは気にしない!」という気持ちにさせてくれるはず。
DON’T WORRY BE HAPPYといえば、MONGOL800さんの2000年の曲も、幸せな日曜日の気分になりそうなノリですよ!
日日是好日、どんな日も良い日
茶道や禅の言葉としてよく使われる「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」。 どんな日も、その日を味わい尽くすことで、人生は豊かになる という考え方です。
雨の日には雨を楽しみ、寒い日には冬の冷たさを感じる。 ただそれだけで、「今日はいい日だった」と思えるようになる。 何気ない日常を大切にすることで、少しずつ楽観的な気持ちが育っていくのです。
幸福と不幸は交互にやってくる:人生は波のようなもの
生きていれば、良いことも悪いこともある。 しかし、それは波のように 上がったり下がったりするもの。
「今は辛いけれど、運気はまた上がる」。 この視点を持つことで、不幸を過度に気にせず、楽観的な気持ちを持つことができる。
求めるものが少ないことが豊かさである/エピクテトス
「豊かさとは、財を築くことではなく、求めるものが少ないこと である。」 これは、古代ギリシャの哲学者エピクテトス の言葉です。
何かを求め続けると、「まだ足りない」と感じてしまう。 しかし、「これで十分」と思える心 があれば、幸福感はぐんと増えます。
何も欲しがらないとき、それが豊かさにつながるのです。何も持っていなくても「なんとかなる」と考えましょう。なんとかなりますから。
失敗は成功のもと!エジソンの考え方
発明王 トーマス・エジソン はこう言いました。 「私は失敗したことがない。ただ 1万通りのうまくいかない方法を見つけただけ だ。」
この考え方を持てば、失敗しても気落ちせず、前向きに進めるようになります。
失敗しても「うまくいかない方法を見つけた!」と考えるようにできたら、楽観的な性格に変わっていけるのだと思います。
失敗は挑戦の証!チャレンジすること自体が素晴らしい
「失敗した…。」 そんな時、落ち込んでしまうこともあります。
でも、考えてみてください。失敗するということは、挑戦した証 です。 挑戦しなければ、そもそも失敗は起こりません。
20世紀最大の天才・アインシュタインもこう言っています。 「失敗しない人は、挑戦しない人だ。」
つまり、失敗は成長のプロセス なのです。 挑戦することで新しい知識や経験を得て、失敗から学ぶことで、より良い未来が開けます。
しあわせはいつも じぶんのこころがきめる/みつお
起こった出来事は、まず、それを素直に受け止めてみましょう。
そのあとで、その出来事を どう解釈するかは、自分の心次第。 どんな状況でも 「なんとかなる!」と楽観的に捉える力 を身につけることで、幸福感は大きく広がっていきます。
出来事をどう解釈するかは、自分の心が決めます。あなたの解釈次第なのです。ならば、できるだけ楽観的に考えてみましょう!
楽観的な言葉を習慣にすれば、楽観的になっていける。
楽観的な言葉を使う習慣を持つようになると、だんだん、楽観的な性格になれます。そして、その性格によって、少しづつ幸福な時間が増えていきます。
もう一度思い出してみましょう。
- 人生は波のよう。そのうち良くなる
- 求めるものを少なくすれば、小さな幸せに気付ける。
- 細かいことは気にせずに!
- 「日日是好日」どんな日も良い日!
- 「ケセラセラ」なるようになる!
- 失敗したのは挑戦したから。失敗する方法を見つけた!
「なんとかなる!」と楽観的になれる言葉を口癖にして、幸せな人生を歩んでいきましょう!
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