マズローの欲求５段階説の頂点にあるのが自己実現というけれど、自己実現って、いったい何なのでしょう？
自分は何になりたいのか？ それって簡単にわかることじゃないですよね。
アイドルになりたい、プロ野球選手になりたい、人気ユーチューバーになりたい、というのは小さい子供の頃のあこがれ。すこし成長すると、それは誰でもなれるものではないと、気が付いてしまいます。大人が考える自己実現とは多分違う。
もっと現実的には、どうなりたいのか。自己実現とは何なのでしょう。
好きなこと、得意なことをする
大人になって、苦手なことを仕事にすると、
ストレスが溜まり、いつまでも成果が出ず、幸福感が得られません。
その結果、体調を崩したりします。
得意なことや好きなことなら、ストレスが溜まったりすることはないです。
でも自分は何が得意なのでしょうか？
無意識のうちに自然とできることが得意なことではないでしょうか？
無意識にできてしまうことなので、あまり気づくことはないかもしれません。
しかし、人はそれぞれ何かしら、生まれつき持っている得意なことがあると思います。
得意なことと頑張って手に入れたスキルは違います。
スキルは英会話やプログラミングなど、努力して身につけたものです。
好きかどうか、自然にできるかどうかとは関係なく、努力が必要になります。
まずは得意なこと、才能に気付き、その得意なことにあう努力をしていくことが、将来への武器になり、成功への近道になります。
例えば、好きなこと、得意なことといえば、
小学生の頃、プロ野球選手になりたいと思っていて、
その後、自分は運動が好きで、自然と体がよく動き、
かなり運動神経がよいことに気がついたとしましょう。
そして、野球を始めてみたら、実際に上手くて、
練習してできるようになることが楽しいとなれば、
ある程度、野球選手になる素質があると思って良いと思います。
そのようなときは、その素質を伸ばすような努力をするのが良いと思います。
しかし、かなり得意なことがあっても、
そのことに向けて努力をし続けないと、成功することはありません。
世の中には、自分と同じようなことを得意とする人が大勢いるからです。
得意な分野のことを、楽しみながら努力すること。それが成功の鍵なのだと思います。
野球が得意であっても、ライバルも頑張っています。
それだけでプロ野球選手になれるというわけではありません。
たとえプロになれなかったとしても、その人なりに野球を楽しむことで
幸福になれるかもしれません。
好きなことは普通の人ができないことを楽しめる（例）釣り好きな人
魚がよく釣れる時間は、日の出の前後一時間と言われています。
日の出の一時間前には釣りを始めておきたい。
そのためには、朝の支度と釣り場まで移動するための時間を考慮して、
かなり早起きをしなければなりません。
夏の東京の日の出は４時半頃。その１時間前から釣りがしたければ、
起きてから釣り場までの同時間が１時間だと、３時前には起きなければなりません。
普通の人は、そんな早い時間に起きるのはかなりの苦痛ですが、
釣り好きであれば、起きてしまうんです。
他にも仕掛けを作るために研究して、材料を揃えて作る時間も必要かもしれません。
普通の人にはできないけれど、自分にはできること。
そのようなことに価値があり仕事になるのであれば、
それはあなたに向いているあなただけの仕事になるはずです。
釣りに使う時間を時給に換算すると、数千円でしょうか。
しかし釣った魚はそれ以下ということは珍しくありません。
釣り人は、魚との知恵比べや、かかった時の感触が好きで釣りをしているので、
たとえ魚が釣れなくても、釣りの準備をして早起きをして釣りをするその時間は、
釣りが好きな人にとって幸福なのでしょう。
魚釣りが好きでない人には、到底真似できないことですよね。
好きなことなら、かなりの苦労も難なくできる例でした。
いろいろなことに挑戦して、得意なことを見つける
得意なことをしようと言われても、得意なことも簡単に見つからないかもしれません。
いろいろなことをしてみないと、自分は何が得意なのか知ることはできません。
いろいろなことに挑戦して得意なことを探すことが必要です。
得意なことというのは、自分が自然にできることであって、
他人と比較して、他人よりできることと考える必要はありません。
そして、自分が自然にできることは一つだけではありません。
いくつかの得意なことの組み合わせを見つけ、
それらの得意なことが活かせる努力をすることで、
得意なことを活かして役に立つことに繋げることができます。
得意なことを活かせるスキルを身につけ、自分らしい将来像を考える
自分が得意なことを何となく見つけられたら、
それを活かすような職業をイメージしてみましょう。
そのイメージがなりたい自分かもしれません。
それはスポーツ、音楽、美術かもしれないし、
数学、科学、電気機械や土木建築の設計かもしれません。
勉強ができて人の気持ちがよくわかるなら医者や先生に向いているかもしれません。
みんなと話をしてとても楽しいと思える人は接客業に向いているかもしれません。
周りの人の話をよく聞いて、意見をまとめることができる人で、
学校でも学級委員を任されるようなら将来リーダになる素質があるかもしれません。
職務適正を知る方法は、いろいろありますが、
実際に、どのような職業につけたら自己実現に近づくのかを確認するには、
実際に職業を経験してみたり、勉強してみたりするのが良いと思います。
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いろいろな経験をしてみて、自己実現をしたい目標が見つかったら、
そのスキルの質を上げるための努力をして、頑張ってみてください。
なりたい仕事にめぐり合い、その仕事が得意で好きならば、
その仕事を続けることで幸福が得られるかもしれません。
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